金沢区地域防災拠点運営委員会連絡協議会が3月5日、金沢公会堂で開催された。当日は地域防災拠点の運営委員や区役所職員ら約100人が参加。東日本大震災を教訓とした防災訓練の取組報告などを行った。
講演は宮城県塩竈市の職員で、現在、人事交流制度により磯子区区政推進課に勤務している村上陽子さん。昨年3月11日はたまたま帰郷中で、市役所で被災した。比較的被害が少なかったといわれる塩竈市でも、市内の24%が浸水し、人口の13%にあたる8047人が避難。村上さんは現地で2週間、支援物資の受け入れや炊き出しなどに奔走した。また衛星電話を含むあらゆる通信手段が停止したため、伝達は徒歩で直接するしかなかったという。村上さんは「災害に対する危機感が減災につながる。私の体験が少しでも役立てば」と締めくくった。
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