金沢小学校(坂本昌行校長)で3月2日、海苔づくり体験授業が行われた。
これは、同小が行う「総合的な学習の時間」の授業の一つ。「海の力を感じよう」と題し、5年生の児童約90人が参加した。
学区内に漁港があることから、児童たちの海産物への親しみが強いという同小。野島の海苔養殖に着目した児童たちが、これまで中庭で栽培してきたコメ「金小米」を使っておにぎりを作りたいと発案したという。児童は、事前に金沢の海苔生産について事前に学習。資料収集のほか、生産者へのヒアリングも行った。
体験は、金沢区役所や地元住民らでつくる「海苔づくり教室実行委員会」の協力を得て実現。クラスごとに行われた作業は、事前に研修を受けた教員の指導のもと、野島産の生海苔を細かく切ることからスタート。木枠に海苔を流し込む「海苔すき」や、巻き簾(す)に乗せた海苔を乾かす作業など、昔ながらの海苔づくりの手法を体験した。体験した男子児童は「海苔すきが難しかった。穴が開いたりして、均一にやるのは大変」と話していた。
この日つくった海苔は、後日おにぎりにして食べたという。同校の加藤弥生教諭は、「生海苔の匂いを感じながらの作業。その大変さもよくわかり、良い経験になったのでは」と話した。
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