創学館・小澤あざ美さん 将棋で全国に駒進める
横浜創学館高校1年の小澤あざ美さんが5月4日、第48回全国高校将棋選手権大会の県予選会・女子個人戦で4人総当りの末、優勝した。これにより8月8日(水)、9日(木)に富山県で行われる全国大会への切符を手にすることになった。
県予選会では普段のように「将棋を指す姿をイメージして試合に臨んだ」と小澤さん。3試合とも得意の居飛車(飛車を定位置に留めて指し進める戦法)で勝利を得た。
将棋に興味を持ったのはわずか5歳の時。両親が趣味で指している将棋を見て、並べ方や駒の進め方を自然と覚えた。小学校3年生からは週2回のペースで道場に通い「強い大人」と一局交え実力を磨いていった。中学では3年連続で全国大会に出場するほどに成長。今では小学校2年生の弟を加え、家族で将棋を指すこともしばしば。両親さえ小澤さんには敵(かな)わないという。
小澤さんは昨年、4段を取得。同校将棋部の顧問、美谷島(びやじま)正明教諭も「強いの一言に尽きる。自分もハンデなしには敵わない。教えてもらいたいほど」と一目置いている。部内では唯一の女子部員。1年生ながら未だ負けなしの腕前だ。
「将棋は”勝負ごと”だからこそ魅力がある。勝ったら嬉しいし負けたら悔しい。もっと勉強して頑張ろうと思う」と負けず嫌いな一面をのぞかせる。「中学では2年生の時の全国ベスト8が最高成績だった。次の全国大会ではそれ以上を目指したい」。上位を狙う小澤さんの次の一手に期待がかかる。
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