昨年から「オフィスかなざわ」(金沢スポーツセンター内/長浜)を拠点に活動している子育てひろば「PeeP(ぴぃぷ)」が、5月から出前型の「ひろばキャラバン」を開始した。柴町と富岡西で各月1回、開催していく。
「PeeP」は、並木に住む母親5人で立ち上げた「みんな笑顔のまちにしたいね!の会」が主催する子育てひろばだ。昨年7月から月1回のペースで開き、1歳前後の子どもの母親を中心に利用されてきた。
今年度から、横浜市のふれあい助成金の交付をうけ、「親子の集える場が手薄な地域をなくそう」と事業を拡大。「子育て応援からつながる地域の輪」を掲げ、オフィスかなざわでのPeeP開催を月2回に増やすとともに、富岡西と柴町で出前型の「ひろばキャラバン」を開始した。
「お母さんは出産すると、突然”地域の人”になる。知り合いがいなくて、一人で子育てするのは大変なこと」と代表の松浦さゆりさん(44)は話す。開催は、富岡西が毎月第2月曜日、ひかりが丘町内会館(富岡西4の56の1)で、柴町が毎月第4火曜日、サウスウィング金沢管理事務所2階和室(柴町363)で。時間は午前10時から正午で、参加費100円(子どもは無料)。(問)【電話】045・785・0298(松浦さん)
「いきなり子育てサークルに参加するのは、心理的ハードルが高い。段階的に地域に溶け込めるように、ひろばを利用して、交流を広げてもらいたい」と松浦さん。将来的には「ふきのとう」(町屋)や「おりーぶ」(六浦)のような「親と子のつどいの広場事業」を展開していきたい考えだ。
また区の子育て支援拠点「とことこ」(能見台)も今年度から区内の公園で「出前型親子の居場所」を提供している。「拠点から離れた場所に住む人の居場所になれば。公園なので初めてでも参加しやすく、地域との交流も深められる」と中尾早苗施設長は話している。
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