日系人に職を 金沢公会堂で研修スタート
金沢公会堂で5月31日、(財)日本国際協力センターが実施する「日系人就労準備研修」の中級クラスの開講式が行われた。月曜から金曜の夜2時間、8月末まで文法や読み書きなど就労を見据えた講義を日本語で行う。日本語能力資格取得が最終目標だ。
同センターの遠藤慈子さんは「リーマンショック後、真っ先に解雇されたのは製造ラインの外国人労働者だった。長年日本にいても日本語や法律、働き方のスキルが不足している人々の安定就労につなげたい」と話した。
受講者は20人。ブラジル出身の横井スエリ紀子さん(30)は「今年日本に帰化した。本当の日本人にはなれないけど普通の生活ができれば。日本人との交流も深めたい」と話した。
区の地域振興課・西海友希代さんは「初級クラスは現在も募集中。周囲に困っている人がいれば声をかけてほしい」と呼びかけた。
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