湘南八景自治会の運営する「コミュニティ・サロンほっこり」の竣工披露が6月23日、行われた。場所は湘南八景自治会館(東朝比奈2の2の32)の並びにあるマンションの一室。式には関係者ら約60人が参加し、完成を祝った。サロン整備に尽力した同自治会の原田雅範前会長は、地域での見守りと高齢者支援の必要性を強調したうえで、「サロンを自治会が単独運営するのは極めて珍しい。高齢化が進むこれからの日本で、一種の社会実験になる」と挨拶。参列した林琢己区長は「こうした取り組みこそが高齢化や人口減少に対する解決策の一つとなると思う」とエールを送った。
同自治会は2010年から高齢化対策に力を入れてきた。10年4月には一人暮らし高齢者らを対象に日常的な支援をするボランティア団体湘南八景「お助けマン」が発足。翌11年には、地域の見守りネットワーク構築地域支援事業にも承認されている。
今回のサロン整備は、「ヨコハマ市民まち普請事業」の認定を受け、実現した。3年前に同じく同事業を活用しオープンしたコミュニティーカフェ「さくら茶屋にししば」の岡本溢子さんは「地域の居場所づくりは行政に頼るだけでなく、住民で支えあっていかないと。湘南八景さんと力を合わせて、居場所が沢山ある区にしていきたい」と語った。
「ほっこり」の営業は火曜日から土曜日の午前10時から午後4時。日替わり定食(11時30分〜)などを提供する。また酒を飲みながらゲストスピーカーの話を聞く「宵の口サロン」(第3土曜日午後5時〜)や保育士による育児・健康相談(木曜)なども企画。「地域の人と知り合い、人の輪が広がっていくような居場所になれば」とスタッフは期待を寄せている。(問)【電話】045・786・3736
![]() 内覧会でにぎわう「ほっこり」店内
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