見て触って、魚を知って 市場のマイスターが先生に
9月20日、「おさかなマイスター」の資格を持つ、南部市場の村松享(すすむ)さん(54)らが金沢小学校で食育の授業を行った。この日は5年生85人にカツオやサンマなどを見せながら、魚の旬や生態について話した。これは横浜市場活性化協議会ほかが新鮮な野菜や旬の魚を実際に見て正しい知識や興味を持って欲しいと企画。今年度は9月4日の文庫小学校を皮切りに、金沢区と神奈川区の6つの小学校へ生鮮食品流通に携わる卸売業や仲卸業者が出向く。
村松さんが「実はイカとサザエは親戚」「サケは白身魚」と話すと児童からは驚きの声が上がっていた。最後に「南部市場には何種類の魚が集まるのか」といった質問が次々と飛び出し、実際に魚に触れる時間も設けられた。
「おじいちゃんが漁師でよく海に連れて行ってもらっている。今日は魚の旬や栄養素など知らなかったことを知れて良かった」と参加した米元颯(はやて)くん(11)。先生役を務めた村松さんは「見たことはあるし、名前も知っているけれど、それがどんな魚かを知っている子は少ない。これをきっかけに魚に興味を持ってくれれば」と話していた。
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