済生会若草病院(平潟町)で10月15日、超小型の電気自動車(EV)が試験的に導入された。狭い道でも小回りが利くため、訪問診療や看護の際に、その有用性が期待されている。
この取り組みは、横浜市と日産自動車が協働して進めている環境に配慮した次世代交通を推進するプロジェクトの一つ。来年11月末まで実施し、その効果を検証したのち、本格導入の判断をする。
今回導入された2人乗りの超小型EVは、全長約2・3m、幅約1・2m、高さ約1・5mで、総重量は490kg。軽自動車より、全長も幅も小さいが、最高時速は80Km。リチウムイオン電池を使用した充電式で、1回のフル充電で平坦な道なら約100Kmの走行が可能だという。100%電動車両なので排気ガスは一切なく、二酸化炭素排出量ももちろんゼロだ。
同車両は病院の訪問診療と訪問看護ステーションの訪問看護で利用される。相馬民太郎院長は「いままで軽自動車を使っていたが、金沢区は狭い道が多く不便もあった。運転も抵抗なくできたので、活用していきたい」と話した。
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