神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

10月23日に「SHO-文字は踊る-」を出版した書家 末廣 博子さん 能見台在住 63歳

公開:2012年11月1日

  • LINE
  • hatena

50年を凝縮した「一瞬」

 ○…可憐に踊るバレリーナの「舞」、今にも羽ばたきそうな「蝶」―書道というよりも絵画を思わせる作品は、華やかで可憐。「書は人を表す」という言葉の通り、作品から人柄がにじむ。10月23日、約80点の代表作のほか、自身の経歴やデザイン書道のノウハウを解説した本を出版した。「数々の名のある書家の土台があって、私がいる。今だからこそできた結晶」と話す。

 〇…「女性は何か一つ、人に負けないものを」という母の教えのもと、バレエなど様々なことに挑戦した少女時代。小2の授業で、はじめて書道に出会う。「見たこともない道具ばかり。薄い半紙に書く感覚には感動した」と振り返る。ある日、担任の先生が「あなたは書家になる」と自身の作品を持って行ったことがあった。「当時は半信半疑でしたが、賞は何度かいただきましたね」。そして中学で書道部へ。よき師に出会い、半紙が水を吸い込むように、伝統書道の基礎を吸収していった。

 〇…「書道は手本があり、それを真似して書くもの」という概念が180度変わったのは、20代後半。商品ロゴを多数手がける平岩雪香さんとの出会いだった。「それまで習った線とは違う雰囲気で、人間味が作品に現れていた」。その作品の衝撃が、外国人と接する機会の多い「ミス横浜」を務めたことで芽生えた漠然とした思いを甦らせた。「漢字が分からない外国の人にも、形や雰囲気で理解してもらいたい」。かつての希望が形として認識できた瞬間だった。

 〇…50年以上続けてきた書道経験を一瞬に凝縮し、表現する。「道」と付くものに近道はないと言い切る一方で、「楽しいから続けていただけ。まさに継続は力ね」と軽やかにほほ笑む。書道に生かされて今がある。だからこそ、多くの人に親しんで欲しいと願う。海外でのパフォーマンスも多い中、「世界にどのように広がるか考えるとワクワクするの」とにっこり。自由な精神で書の世界を拓く。

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

金沢区・磯子区版の人物風土記最新6

齋藤 真美奈さん

4月1日付で金沢区長に就任した

齋藤 真美奈さん

西区在住 54歳

4月25日

中村 高久さん

磯子警察署の署長を務める

中村 高久さん

磯子区在勤 56歳

4月18日

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月11日

奈良 安剛さん

関東学院大学サッカー部の監督を務める

奈良 安剛さん

鎌倉市在住 41歳

4月4日

佐伯 隆道さん

金沢区佛教会の会長を務める

佐伯 隆道さん

金沢区富岡東在住 54歳

3月28日

境 領太さん

3月14日、都内開催の「起業家万博」で関東代表としてビジネスプランを発表した

境 領太さん

磯子区在住 39歳

3月21日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook