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子ども子育て支援大賞 さくら茶屋に奨励賞 幅広い世代が集い交流

社会

公開:2012年11月8日

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地域一丸となって子どもイベントを支援
地域一丸となって子どもイベントを支援

 神奈川県が主催する「かながわ子ども・子育て支援大賞」の授賞式が10月23日、ワークピア横浜(中区)で行われ、西柴のコミュニティ・カフェ「さくら茶屋にししば」が奨励賞を受賞した。

 この賞は県が優れた子ども・子育て支援活動をしている団体・企業を表彰するもので、今年で6回目。23の応募の中から、大賞1件、奨励賞4件が選ばれた。「さくら茶屋にししば」は、地域の子どもから高齢者まで幅広い年代が集い、交流している点が評価された。

    ◇   ◇

 さくら茶屋は今年初めて、地域の各家庭を巻き込んだハロウィンイベントを企画した。幅広い世代が子育てを支援する体制は、こうしたイベント時に力を発揮する。

 「トリック・オア・トリート」―10月31日のハロウィン当日、子どもたちの声が西柴の閑静な住宅街に響いた。菓子をねだるのは魔女や海賊の仮装をした子どもたち。参加した約50人の子どもは3コースに分かれ、各10件の家庭を巡った。子どもを迎えた家の1人、土居紀代子さん(77)は、「みんな赤ちゃんの時から知っている子たち。今日は楽しくて、嬉しい」と子どもたち以上にハロウィンを楽しんだ様子。参加家庭は、一様に嬉しそうに用意した菓子をふるまった。

 さくら茶屋のイベント担当リーダーは、5歳の息子を持つ平林美玲さん(36)。若い母親たちをまとめ、チラシの作成やイベント内容の企画、参加者集めなどに積極的に動いた。「地域の人との出会いの機会があって、さくら茶屋に参加できた。自分の親だと近すぎてぶつかることも相談できる」と地域全体で子育てできる環境を喜ぶ。

 一方、代表の岡本溢子さん(69)は、「才能ある若い人がどんどん動いてくれるので頼もしい。私たち高齢者チームは後方支援」と話す。今回は、協力してくれる参加家庭を集める役割を果たした。「コミュニティカフェというと、高齢者が集う場所というイメージがあるが、そうしたくはない。多世代のつながりを大事にしていきたい」と意気込みを見せた。

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