金沢区・磯子区版 掲載号:2012年11月29日号
  • googleplus
  • LINE

神奈川県立循環器呼吸器病センターの所長を務める 廣瀬好文(よしふみ)さん 中区在住 64歳

「続ければ、たどり着く」

 ○…「地域全体の医療レベルを上げる手助けをするのが公立病院の使命」。2008年に地域医療支援病院の指定を受けた県立循環器呼吸器病センターの所長として、「地域医療の底上げ」に取り組む。11月28・29日に、同センター初となる他病院スタッフを対象にした体験型のフォーラムを開催。また一般向けの医療講座を継続して開くなど、「地域」に根ざした病院を目指してきた。「自分の病院レベルを上げるだけでなく、地域全体で医療向上を目指さないと」と訴える。

 〇…「赴任した当初は平屋の木造で、兵舎みたいだったなあ」。同センターの前身、長浜病院時代から麻酔医として勤務してきた。以来30年、「こんなに長く勤務することになるとは」と感慨深げだ。当時は設備が整っておらず、手術室に外気が入らないよう、窓にガムテープを貼って手術に臨むこともあったという。手術中、患者の全身管理を行う麻酔医は、野球で言えば優れた調整能力が必要とされるキャッチャー。生と死が紙一重の手術の緊張感にも、「だからこそ成功した時の喜びは大きい。あの達成感を味わうとやめられない」

 〇…座右の銘は「継続は力なり」。自宅近くの山下公園を3年間、走り続けている。「最初は週1回だったけど、つらかったよ」。現在は毎日4Kmを走るほどに。「何かを続けていれば、どこかには行く。例え挫折しても、そのままにしてはいけない」と、自らに言い聞かせるように話す。

 〇…様々なキャリアを重ねながらも、「まだ満足していない」と前を向く。最大の関心事は「教育」。県立の看護学校で教壇に立つのが「楽しくてたまらない」。「みんな目的があるせいか、目の輝きが違う」とやりがいを感じる毎日だ。教育がしっかりしていないと日本がダメになる。だから定年後も教育に携わりたい―。そんな熱い思いがあっても孫は特別。「つい甘やかしちゃうんだよな」といたずらっぽく笑った。
 

金沢区・磯子区版の人物風土記最新6件

吉成 和幸さん

50周年を迎えた高舟台自治会の会長を務める

吉成 和幸さん

2月15日号

武部 貴則さん

1月15日、現役最年少で横浜市立大学先端医科学研究センター担当教授に就任した

武部 貴則さん

2月8日号

小島 信博さん

磯子区太極拳協会会長として普及活動に力を入れる

小島 信博さん

2月1日号

小竹 一臣さん

お米マンプロジェクトの代表で子どもたちへの食育に力をいれる

小竹 一臣さん

1月25日号

芳垣 隆司さん

「新春百人一首大会」を主催した釜利谷地区青少年指導員協議会の地区長を務める

芳垣 隆司さん

1月18日号

大日方(おびなた) 邦子さん

2018年平昌(ピョンチャン)パラリンピックで選手団長として日本代表チームを率いる

大日方(おびなた) 邦子さん

1月11日号

金沢区・磯子区版の関連リンク

あっとほーむデスク

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

パラ五輪通し共生社会を

3月19日

パラ五輪通し共生社会を

田口さんが人権講演会

3月19日~3月19日

金沢区・磯子区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

  • 果物の頭はどこ?

    金子さんの草花の不思議発見第9回 リンゴとミカン

    果物の頭はどこ?

    文・日本自然保護協会自然観察指導員 金子昇(金沢区富岡西在住)

    2月15日号

  • 物語でめぐるわが街

    著・徳冨蘆花(「自然と人生」岩波文庫)

    物語でめぐるわが街

    文・協力/金沢図書館『沙濱の潮干』

    2月8日号

  • 富岡に残る戦跡

    金沢区制70周年記念連載 「地元の歴史 振り返る」第21回

    富岡に残る戦跡

    文/NPO法人横濱金澤シティガイド協会本コラムでは2018年5月に金沢区が区制70周年を迎えるにあたり、シティガイド協会の協力を得て、地元の歴史を振り返る

    2月8日号

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2018年2月15日号

政治の村で詳細情報発信中

お問い合わせ

外部リンク