ゾマホンがやってきた 金沢中で「一校一国運動」
金沢中学校に12月17日、駐日ベナン共和国大使でタレントのゾマホン・ルフィンさん(48)が訪れ、同校の生徒302人を前にベナンの文化を紹介した。
生徒の歓声と、ベナンの民族楽器の音色に歓迎されて登場したゾマホンさん。「アフリカからきました。招待してくれてありがとう」と挨拶したのも束の間、「アフリカは人間発祥の地。肌の色や言葉が違っても、人間は皆兄弟」と身振り手振りの「ゾマホン節」で熱弁を始めた。また、ベナンの平均年収は日本の50分の1と紹介。自身も中学に通いながら、家庭教師で学費を稼いだエピソードを明かした。「ボールペンも制服も朝食も、親が用意してくれる日本は恵まれている。感謝を伝えないとだめだよ」と、生徒の間を縫い歩きながら訴えた。最後はアフリカを知って、訪れてほしいと伝えた。参加した生徒は「感謝をすれば不満やわがままは言えないはず」と感想を残した。
これは横浜市が進める「一校一国運動」の取り組み。6月から横浜で始まる第5回アフリカ開発会議に向け、多文化理解を促すことを目的に市内小・中学校で実施されている。
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