洲崎町で「子供のための造形教室」を主宰する石井啓美さん(69)が、3月23日(土)と24日(日)、木馬幼稚舎(瀬戸1の5の200)で作品展を開催する。時間は両日とも午前10時から午後4時まで。
石井さんが造形を教え始めたのはおよそ45年前。美大の造形美術科を卒業してすぐ、近所の子どもたちを自宅に招いて一緒に創作をしたことがきっかけ。その後、教室を立ちあげた。
ここを巣立っていった子どもは1000人に迫るほど。映像制作者やダンサーなどの道を選んだ卒業生もいる。「一人ひとり、何かキラッと光るものがある。これまで、おもしろい出会いがたくさんありました」と石井さん。教室では、現在も幼稚園児から大人まで約20人が学んでいる。
静物画に発泡スチロール版画、粘土に紙芝居など、表現の手法はさまざま。「表現することは、自分の気持ちをぶつけること。子どもたちが、何らかの形でそれを楽しんでいってくれたら」と思いを語る。
32年間続けてきた同幼稚舎での作品展は今回が最後。同園が今月末で閉園になるためだ。石井さんは、「子どもたちの1年間の集大成を展示する。ぜひお出かけください」と呼びかけている。問い合わせは【携帯電話】090・6791・6533(石井さん)まで。
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