金沢区内の朝夷奈切通・称名寺を含む「武家の古都・鎌倉」の世界文化遺産登録に関し、国際記念物遺跡会議(イコモス)の評価結果が、このほど公表された。「鎌倉」は、世界遺産一覧表への「不記載(登録不可)」が適当とされ、登録は難しい状況となった。
イコモスは、鎌倉の構成資産のうち、寺社などの「精神的な側面」を評価したものの、「防御的側面」については切通しなど「部分的」に過ぎないとした。そのうえで、都市計画や経済活動、人々の暮らしなど、武家の古都としての「証拠が欠けている」と指摘。資産周辺の都市化が進んでいることなどに触れながら、「普遍的な価値を証明できていない」と結論づけた。
これを受け、黒岩祐治神奈川県知事ら4県市の首長は、「非常に残念。今後、どのような取組みを進めていくのかについて検討する」とコメントを発表した。
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