市内の小中高生が主体となり、いじめ根絶に向けた議論を行う「横浜子ども会議」が各区で開始した。金沢区では6月19日、八景小学校で実施。区内小中学校の代表が集まり、意見を交わした。
横浜市はこれまでいじめに対する複数の取り組みを行ってきた。小学校に対しては既に210校へ「児童支援専任教諭」を配置。また昨年12月にはいじめの実態把握を目的に、児童や生徒、教職員に対するアンケートを実施した。
今年度は新しい取り組みとして「横浜子ども会議」を開催。周りの大人だけではなく、子どもたち自身がいじめを考え、議論するきっかけの場となるよう企画された。
1回目の今回、金沢区では、区内の小中学校29校から各1人、立候補や推薦で決まった代表者が参加。7つのグループに分かれ、自分が通う学校の様子や、いじめについて思っていることなどを議題に約50分間、意見を出し合った。参加者からは「いじめは無くならないと思う。少しでも減らすために、互いに良いところを見つけあうことが大切」などの発言があった。
各グループでは中学生が司会を務め「一人ひとりを大切にできる学校にするために」「お互いを理解し合える人間関係をつくるために」など、次回の会議で議題にするテーマを決めた。
2回目は7月17日と18日、市内を4つの地域に分けて、高校生も交えて行う。さらに8月の全体会議で市内全校に発信する「アピール文」を決定。市内の全児童・生徒で共有し、各学校で具体的な取り組みとして生かしていく。
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