横浜市内の風しん患者が今年初めから累計で522人となった(6月26日現在)。昨年1年間の113人に対しすでに約4・5倍。1週間に40人近くの患者が報告されていた4月中旬に比べれば減少傾向ではあるが、依然として患者数の多い状態が続いている。
熱や発疹などの症状がある風しんは、感染者の咳やくしゃみを通じて広がる。患者の中心は20歳から40歳代の男性だが、ここにきて女性患者の割合が増えてきているという。
妊娠した女性が風しんに感染すると、胎児が心臓病や難聴などを持つ「先天性風しん症候群」になる可能性がある。市は妊娠を予定・希望している女性と妊娠している女性の夫を対象に、3千円でワクチン接種できる助成を行っている。協力医療機関一覧は、市健康福祉局ホームページで確認を。問い合わせは横浜市ワクチン相談窓口【電話】045・671・4183へ。
ワクチン不足の恐れも
だが一方で、このまま接種件数が増加すると今夏、ワクチンが一時的に不足する恐れもある。市健康福祉局の担当者は「乳幼児への接種が優先と考えており、現時点で希望するすべての人への接種は困難」と説明している。また、池川クリニック(大道)の産婦人科医・池川明さんは「余裕がない状態なので、譲り合って緊急性のある人に接種を」と呼びかけている。。
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