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区内在住渡辺さん 高校竜王戦で全国へ 最後の夏に意欲燃やす

公開:2013年7月18日

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将棋部の仲間と指す渡辺さん(右)
将棋部の仲間と指す渡辺さん(右)

 金沢区在住の渡辺光さん(17)=横浜総合高3年=が「第26回全国高等学校将棋竜王戦」の県予選で初優勝し、8月22日(木)から福岡県で行われる全国大会へ駒を進めた。

◇   ◇

 高校竜王戦は、将棋界の七大タイトルの中でも最高峰とされる「竜王戦」の高校生大会で、公益社団法人日本将棋連盟と読売新聞社が主催する。

 6月16日から開かれた県予選には345人が参加した。なかでも強豪が揃うA級に渡辺さんは出場し、初日を4戦全勝で突破。その勢いのまま、23日に横浜高校で行われた決勝トーナメントでも全勝し、念願の全国大会への切符を手にした。8月は各県の代表ら52人で日本一を競う。

 渡辺さんは高校1年生のころからこの大会に出場していたが、結果は2年続けてベスト4。その悔しさをバネに挑んだ今回、「最初から最後まで苦しい戦いでした。体力的にも厳しかったので、優勝できたのは本当に運がよかった」と対戦を振り返る。特に決勝戦は、渡辺さんと同じく持久戦を得意とする相手。開始直後からにらみ合いが続き、対局時間もおよそ2時間と長時間におよんだ。

 勝負を観戦した顧問の高橋敏教諭は「高校生とは思えない、落ち着いた指しまわしだった。全国大会でもいつもの力が発揮できるように頑張ってほしい」とエールを送る。

 渡辺さんは有段者である両親のもと、5歳のころに将棋を始めた。25歳と19歳の兄2人も同じく高校県代表の経験やプロを目指すほどの腕前を持っており、今も一番の練習相手だという。また高校の将棋部は部員3人と少数なため、普段はインターネットなどを活用し、腕を磨いている。全国大会に向け渡辺さんは「竜王戦は高校生最後の大会。本番までに苦手な戦法をひとつでも無くして、ベスト4を目指して頑張ります」と意気込みを話した。

 渡辺さんは7月31日(水)から行われる「第37回全国高等学校総合文化祭将棋部門」の全国大会にも出場を決めており、高校最後の夏に期待が高まる。

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