関東学院大学の「土木系女子学生の会」が8月17日、同大学で「アートどろだんご教室」を開催した。当日は関東近辺から43人の小学生が参加した。
児童は陶芸用の粘土と絵の具を使い、どぼじょ(土木を学ぶ女子学生)のアドバイスを受けながら、色鮮やかでピカピカの「どろだんご」を作った。
同会は年1回こうした教室を開催しているほか、県外への出張教室も積極的に実施している。会長の相馬佳奈美さん(理工学部4年)は「子どもたちに土木の世界の面白さをぜひ知ってもらいたい」と話す。
「どぼじょ」という愛称は20年以上前、同大学で生まれた。その頃の土木業界は「女人禁制」が常識。土木を専攻する女子学生が全国でも珍しく、就職先がほとんどない状況だった。そんな中、まずは全国の「どぼじょ」のネットワークを作ろうと1987年に同会を設立。その動きは「どぼじょ」の愛称とともに徐々に全国の土木を学ぶ女子学生へと広がった。近年は建設会社への採用増など、女性の活躍の場は増えてきているという。
|
<PR>
金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|