正面玄関は石のオブジェ、階段の壁には微細な手のひらサイズの絵が並び、独創的なお尻のオブジェや照明が部屋を飾る――。
福浦の山陽印刷(秋山桂子社長)で9月28日、会社をまるごとギャラリー化する試みが開始した。第一弾の「0pen The Door」展では4人のアーティストが空間を生かした展示を行っている。
社長室をアート空間に変身させたのは、金沢町出身の天野浩子さん。「窓から見える山の稜線が使えるなと思って」、廃材のインクの缶を細長く切ってつなげ、キラキラ輝く稜線を壁に再現した=写真。
同社は1990年代半ば、3階のギャラリーで展示を行っていた。秋山社長は「いつか再開させたいと思ってきたので、非常に感慨深い」と開催を喜ぶ。当時から展示に関わってきたアーティストの田中清隆さんは「工場地帯という立地を生かし、他の会社にも広がっていくと面白い」と話した。
ワークショップの参加者募集
10月12日(土)はアーティストの上野彰子さんを講師にしたワークショップを開く。テーマは「空想どうぶつえん」。印刷工程で出た廃材・不織布をコラージュし、不思議な生き物を作り出す。定員は20人(5歳以上〜大人)で、午後2時30分から。参加費は800円(1点につき)。申し込み・問い合わせは【電話】045・785・3434へ。
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