ウォーキングイベント 3団体が健康月間に企画 「継続できる運動」に関心
第53回金沢区健康づくり月間事業の一つとして、初めて「金沢区の魅力いっぱい健康ウォーキング」が11月10日に実施される。区民の発案で企画されたこの取り組み。背景には健康増進のためのウォーキングへの関心の高まりがあるようだ。
金沢区は毎年10月を健康づくり月間として、健康づくりのためのイベントを行ってきた。今回のウォーキングイベントは、称名寺や琵琶島神社などの区内の名所を巡りながら健康増進を行う目的で企画。区福祉保健課と区内で健康づくり活動を行う、金沢区保健活動推進員会、金沢区食生活等改善推進員会、金沢区町ぐるみ健康づくり事業実施団体の3団体で結成した実行委員会が運営する。
きっかけは昨年3団体が集まった研修会。食生活等改善推進員会の濱見米子さんの提案だった。同会では15年ほど前から年10回、食事と運動両面から健康づくりをしようとウォーキングを実施している。「他団体でも始めたという話を聞いたので、せっかくなら健康づくり月間に合同で行えばより多くの人に関心をもってもらえるのではと思った」と濱見さんは話す。
注目集まるウォーキング
横浜市が20歳以上の男女3000人を対象に、過去1年間で取り組んだスポーツをまとめた「横浜市民スポーツ意識調査」によると、2009年には2割ほどだったウォーキングが12年度には約4割に。また「健康に関する市民意識調査」では、どの年代においてもウォーキングが今後取り組みたい運動の第1位だった。
高まるウォーキングへの意識について区福祉保健課の保健師は「健康や体力維持増進のために行える運動で、機材などを使わず思い立った時に気軽にできることが人気の理由では」と分析する。最近は健康づくりのために歩くのではなく、名所や史跡を巡るなど、楽しみながらウォーキングを行う傾向にあるという。同課は「健康増進は生活習慣を変えないと意味がない。継続して行うための工夫では」としていた。
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