地域に根差した不動産業を営み27年。湘南仲介センターの野上武重社長は、「区内で仕事をしている以上、地域の行事や取り組みを応援するのはあたりまえ」と話す。その言葉どおり、金沢まつり花火大会の協賛をはじめ、施設への支援や寄付、地域のごみ分別など社会貢献活動を幅広く展開。横浜型地域貢献企業の最上級の評価を受けている。
野上社長の歩んできた道は、決して平たんではない。中学卒業後、工場に訓練生として入社。夜間高校に通いながら現場での経験を積んだ。20代で営業をやりたいと上層部に異例の直談判。大卒ばかりの営業部で、土日も休まず仕事に打ち込んだ。「自分に能力があると思ってないから。誰よりも苦労しないと」と笑う。
地域に恩返し
実は独立後、住宅設備会社を経営し2億円近い負債を抱え倒産した経験もある。「迷惑をかけた分、今度はきちんとした会社にしたかった」。世の中と地域に恩返しを――仕事の根底にはいつもその思いがある。
仕事に取り組む姿勢は、「一生懸命」そのもの。「誰よりも苦労しないと成功しない」との理念から、会社は365日年中無休。24時間対応できるよう、夜間の電話も自宅へ転送する徹底ぶりだ。「借主が安心して生活できる環境を」と”お客さま目線”を貫く。
建物の修理・工事を行うリフォーム会社・湘南コミュニティを設立したのも、家主と借主の安心を第一に考えたから。あらゆる修理・リフォームに対応できる知識を持った社員が支える。「今まで、自社物件の工事がほとんどだったが、これからは地域の人々のニーズにも積極的に対応していきたい」と意欲的。「仕事が大好き」と話す野上社長の辞書に「引退」の文字はない。
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