富岡第二地区社会福祉協議会は11月13日、70歳以上の一人暮らし高齢者に配食サービスを行った。この事業は赤い羽根共同募金の分担金で実施。毎年3月と11月の年2回、希望者に100円で弁当を届けている。対象となる高齢者の約9割が希望するほど人気だという。今回は110人から申し込みがあった。
当日朝8時。同地区の民生児童委員ら18人が富岡会館に集まり、弁当の仕込みが始まった。メニューは、じゃがいも入り豚肉のしょうが焼きやサンマのかば焼き風、野菜のピーナッツ和え、りんごとレーズンのシナモン煮など全6品。漬物に至るまで、すべて手作りだ。前日に買い出した材料を、手際よく料理し、午後3時頃にはすべて完成。出来上がった弁当は、手分けして希望者一人一人の家に届けられた。
「どこそこのお弁当より美味しかったなどと、みなさん喜んでくださるので、使命としてやっています」と話すのは民生児童委員の会長、青木美以子さん(69)。こうした配食サービスを実施している地区は多いが、高齢者の増加に伴い、事業を止めたり、食事を外注したりする地区が増えているという。青木さんは、「『富岡に住んでいてよかったな』と言われるよう、これからも続けていきたい」と話している。
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