その昔、水戸の殿様(水戸光圀とも、斉昭とも言われる)が榎地蔵の前を通りかかった。侍者が「このお地蔵様は人々の災いを防ぐことで信仰されている」と言うと、殿様は「そういう迷信は農民が騙されるもとである」と言い、海に投げ捨てたという。その後殿様が水戸に帰ると、海辺に打ち上げられた榎地蔵があり、急いで金沢に返させた―。そんな物語が、現地に伝わっている。
若草病院の目の前にあるこの地蔵。退院した人の中には今も「難病・苦病を治し、安産を見守る」として、お参りに訪れる姿がある。
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