【1】横浜高校 浅野暢来さん 「七大陸制覇は20歳まで」
昨年夏、富士山とモンブラン山頂からのパラグライダー飛行に日本人最年少で成功した。目標に掲げる、七大陸最高峰からの飛行は射程圏内。その先にはさらに大きな夢が広がる。
「もたもたできない。最年少記録を狙うなら20歳まで」。七大陸制覇達成にかける期間を10年から3年以内に変更。今年夏にはキリマンジャロ登頂と山頂からの飛行を目指す。登山や飛行訓練を継続し、ルート計画に取りかかるなど着々と準備を進めている。
「まさか空を飛んでるなんて」と高校生活を振り返る。中学では陸上、高校1年までは自転車に打ち込むも芽が出なかった。パラグライダー転向も、続けられるのか周りは懐疑的だったという。「一つを貫くべきという人もいる。でも今は、やりたい道に進むという選択が間違ってなかったと言える」と自信をにじませる。
その最大の魅力は「自然と一体になること」。春から進む東海大学では、自然教養学部で勉強することを決めた。「フィールドは山や自然。それを守るのは大切なこと」と真っすぐ話す。
新たな試みも始まった。カヤックにトレイルラン、マウンテンバイク、パラグライダーを合わせた「Ⅹアスロン」だ。昨年8月に熊本県の大会に出場。原点の「Ⅹアルプス」優勝も狙うところだ。「やりたいことは色々やって良いと思うんです」。挑戦は無限大だ。
このコーナーでは岐路に立つ高校3年生を特集し、未来について話を聞きます。
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