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後見的支援室が開所 障害者見守り体制を構築

社会

公開:2014年3月20日

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「帆海」のスタッフ
「帆海」のスタッフ

 金沢区障害者後見的支援室「帆海(ほなみ)」が3月1日、能見台通に開所した。同支援室は障害者やその家族が安心して地域で暮らせるよう、定期的な訪問や日常の見守り、将来への相談に応じる。

 同支援室は2010年度から開始した「横浜市障害者後見的支援制度」に基づき設置された。

 この制度は、障害者の望む暮らしが生涯にわたって実現できるよう、地域の見守り体制を作ることが目的。市が過去に行ったアンケートで「家族が高齢になり将来介助してくれる人がいない」という不安を持つ障害者が3割に達したことがわかり、そうした課題に対応するため、同制度の制定に向けた協議が2009年度から行われてきた。

 制度に登録した障害者に対し支援室は、日々の暮らしや不安、将来の希望、目標などをヒアリング。その上で、市社会福祉協議会職員の「あんしんマネジャー」が、地域における本人への見守り計画を作成する。

 見守り計画に基づいて施設スタッフの「あんしんサポーター」は、日中の活動の場や暮らしの場に月1回程度の訪問を行う。さらに近隣住民や民生・児童委員、日ごろ利用する事業所の職員を「あんしんキーパー」として任命し、障害者の緊急時や変化があった場合には、支援室に連絡するなどの協力をしてもらう。

 同支援室職員で「あんしんマネージャー」を務める鈴木健さんは、「高齢になった親御さんからの相談が多い」と話す。当面は障害者やその家族への周知に努めていくとした上で「本当に必要な人に利用してもらえるような支援室にしていきたい」と展望を話す。

 制度への登録対象は区内在住の18歳以上で、日常の見守りや将来の生活に関する相談を希望する人とその家族。通院中など、障害者認定を受けていなくても登録することが可能で、利用は無料だ。食事作りや入浴、買い物などの家事援助や、金銭や書類の預かりなど直接的支援は含まれない。

 現在、市内11区で支援室が設置されており、金沢区では社会福祉法人すみなす会が、市の委託事業として運営を行う。

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