荻原次晴さん 「プラス思考で乗り切ろう」 五輪経験を西金中で授業
五輪出場経験者が教師役を務める「オリンピック教室」が3月18日と19日、西金沢中学校で行われた。これはオリンピックの価値をはじめ、努力や尊敬など日常生活にも通じる精神を伝えようと日本オリンピック委員会が2011年に開始。横浜市立中学校では初の開催となった。
19日に来校したのは長野五輪スキー・ノルディック複合で入賞を果たした荻原次晴さん。2年生28人に、スキージャンプに絡め縄跳びを指導した。3つの班に分かれて八の字跳びした後、全員で大縄跳びに挑戦。10回連続を目標にしたが惜しくも1回届かなかった。荻原さんは「緊張の中に楽しさがあるのがスポーツ。最後になるにつれ皆の声が大きくなった。僕はそういうのが大好き」と熱く励ました。
教室では、金メダルに輝いた双子の兄・健司さんに間違われる悔しさから五輪を目指した経緯を説明。また、五輪の精神が日常生活にいかに必要か生徒と考えた。最後に「口から+(プラス)と-(マイナス)のことを『吐』き出すのではなく、-を除けば『叶』う。プラス思考で乗り切ろう」とエールを送った。
参加した森田京子さんは「ソチの解説で見ていた荻原さんに会えると楽しみだった。親しみやすい人で一層五輪に興味が湧いた」と話した。荻原さんは「素直ですごく良い子たち。自分が一番楽しんだかも」と笑顔を見せ、「1つでも頑張れるものを見つけて続けてほしい」と話した。
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