金沢八景駅東口土地区画整理事業の「二街区」の約半分を占める広さに、10階建て2棟のマンションが建設されることが明らかになった。建築主は三井不動産レジデンシャルで、7月上旬着工、2016年3月に完工予定。
区画整理の対象となる2・4ha中、二街区の広さは約0・6haで、最大の面積を占める。建設が予定されている2棟のマンションはそれぞれ10階建てで、高さ約30m。住戸数は119戸で、1階の一区画に店舗が入る予定。敷地面積は約0・32ha。
二街区にはこのほか、市の所有地が約0・08haあるほか、南側は10人・1法人が所有。地権者は土地活用についてそれぞれ独自に賃貸住宅や店舗の建設を進めている。
このうち、すでに建設が完成し、営業を開始している店舗もある。区画整理に伴い東口駅前通りから移転してきた寝具店の男性は「将来的にシーサイドラインと京急線の駅が接続した場合、人の通りが少なくなるという不安があった。マンション建設により住人の往来が増えることを期待したい」と話す。
区画整理に伴うまちづくりを市や住民同士と協議する「金沢八景まちづくり協議会」の海野悦男会長は「二街区は駅前の核となる場所。ランドマークとなる商業施設の建設という話もあったが、決定した以上は、にぎわいのある街づくりのためさらに話し合いをしていきたい」と話す。
市の所有する約0・08haの土地は現在、二輪車の仮駐輪場として利用されている。市都市整備局担当は今後の使用方法について、未定としている。
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