金総高ダンス部 2年ぶり6度目の栄冠 優勝自信に夏を目指す
チアダンスの全国大会「USA School & College Nationals 2014」が3月28日、千葉県で行われ、金沢総合高校ダンス部が「Song/Pom Dance Large編成」で1位に輝いた。同部の優勝は2012年以来、6度目。メンバーは、夏の全国大会に通じる6月の予選に向け、現在も努力を重ねている。
24人で臨んだ本選。「代替わりして初めての予選1位通過。自信がつき堂々と踊れた」と松山まりの部長は振り返る。大技の連続回転、失敗しがちだった後ろ手でのポンポンの受け渡しに成功。演技を終えた瞬間を「楽しかったの一言」と赤坂莉緒菜副部長は表現する。優勝が決まると、メンバー全員の目に涙が浮かんだ。
代替わりした昨年4月以降、「表現力、技術力、行動力」を課題に挙げ、朝、昼、放課後と休みなく練習に打ち込んできた。迎えた12月の「全日本チアダンス選手権大会」の結果は6位。常勝校にとって惨敗だった。「優勝チームとの差を痛感した。目力や表情、迫力に表現力とはこういうものだと気付かされた」と松山部長。メンバーも口を揃え表現力不足を訴えた。「そこからは表情を徹底した」と赤坂部長は話す。場面にあわせ、表情を細かく設定。具体的な人物をイメージして笑顔の研究をすることもあった。松山部長は「練習や話し合いをするたびにチームもまとまってきた」と手応えを口にする。試行錯誤で掴んだ優勝だった。
「気持ちが一段と強くなった。去年3位に終わった夏の全国大会で1位を取り返したい」と意気込む赤坂副部長。現在はポンダンスをジャズに変え練習に励む。「練習が辛くても1位をとれば全て忘れる。皆の目標はひとつ」と松山部長。優勝を自信に集大成に挑む。
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