横浜創学館高校(六浦東)ハンドボール部が6月2日、川崎市で行われた関東大会で3年ぶり2度目(横浜商工高校時代からは9度目)の優勝を果たした。
決勝の相手は昨年同じ舞台で惜敗を喫した県立藤代紫水(茨城県)。持ち前の立ち上がりの得点力を生かし6点差で前半を終了。後半は4連続得点を許し20分すぎに逆転される。残り5分、勝ち越しのゴールが決まり33対30で逃げ切った。
これまで逆転されると焦りからミスが増え、流れを取り戻せないことも多かった。村田龍主将は「自分が得点するという気持ちを抑え、チームのためにまとまるよう会話を重ねてきた」と話す。昨秋から練習中の手を止め、動きを確認するように。「解決して次に進む。だんだん良い形になっていった」。それが決勝戦、逆転の場面で生かされたという。
「自立できている」と評価するのは小林聖監督。平均身長174cmと小柄なチーム。高さを封じるディフェンスでなければ関東では勝てないと、フォーメーションの変更を小林監督に直談判。見事に奏功し優勝につなげた。勝つために何が必要か、監督に指示を仰がずともコート上で判断できるよう能力を培ってきた。
ライバル・法政大学第二高校(川崎市)の存在も大きい。関東行きがかかった県予選決勝では27対26の接戦を制し、波に乗ったまま頂点に立てたという。「今回も法政二高を倒して流れに乗りたい」と意気込む。
集大成となる今年のインターハイの開催地は地元・神奈川。「入学してから目標は神奈川インターハイのてっぺん。夏は技術より、かける思いの強いチームが勝つ。気持ちでは負けない」と気を引き締めた。
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