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大道町内会 「祭りの記憶 つなげたい」 天王祭に向け、練習に励む

公開:2014年7月3日

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囃子の指導する平野さん(左)
囃子の指導する平野さん(左)

 ドン、ドン、ドドン――日の暮れた住宅街に太鼓の音が響く。賑やかな音を奏でるのは、大道町内会(長谷川俊光会長)の小学3年から6年の12人。7月12日(土)・13日(日)に開かれる瀬戸神社の天王祭に向け、4月から毎週木曜の夜、大道集会所に集まって囃子の練習に励む。桑野航くん(5年)は「お祭りは好きなので、できる限り続けていきたい。今後は笛にも挑戦したい」と話す。

 囃子は昨年まで指導者がおらず、上級生や卒業生が先生役を務めていた。練習日も祭り前の2週間だけ。「お囃子をやる子どもだけでなく、神輿の担ぎ手や屋台の引手も年々減ってきている。このままではお祭りが出来なくなってしまうという危機感があった」と同町内会の副会長、佐藤邦彦さん(67)は話す。

 そこで昨年9月、町内会メンバーと「大道 祭りだ ワッショイ」プロジェクトを立ち上げ。住民の祭りへの関心と参加率を上げるため、問題点や解決策を話し合ってきた。604世帯にアンケートを行ったほか、地域の小・中学校、大道ふたば子供会など関係団体に協力を呼びかけた。

 囃子も今年から宿町内会(釜利谷)の郷土芸能保存会に指導を依頼。指導した宿町内会の平野清(70)さんは「せっかくある伝統を残していかないと、もったいない。中高年にも興味を持ってもらい、次世代につないで欲しい」という。佐藤さんは「ここで育った我々に祭りの思い出があるように、子どもたちにも思い出ができるといい。繋いでいくのは私たちの責任」と言葉に力を込めた。

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