障害者サッカー内堀選手 横浜発バンドがエール 「南米まで想い届け」
内堀選手（写真中央）、利根川俊介コーチ（右から２番目）をLiLiの３人が激励した
今年８月にブラジルで行われる知的障害者サッカー世界選手権大会の日本代表に選出された内堀嗣円（ひでみつ）選手（横浜Ｆ・マリノス フトゥーロ所属）へ、横浜発バンドの｢ＬｉＬｉ｣がオフィシャルサポーターとして７月３日、エールを送った。
同大会はＷ杯と同年、同開催国で行われることから「もうひとつのＷ杯」と呼ばれている。内堀選手はＧＫとして県内唯一の代表選手に選ばれた。海外への遠征で問題になるのが資金不足。そこでＪＦＦＩＤ（日本知的障害者サッカー連盟）ではオリジナルＴシャツを販売し、支援を募っていた。
この大会のオフィシャルサポーターを務めるＬｉＬｉは横浜で04年に誕生した５人組バンド。各地で行うライブ会場でＴシャツ販売を行うなどで協力してきた。アルバム「ＢＰＭ」に収録されている「Ｏｎｅ Ｄｒｅａｍ」はオフィシャルテーマソングになっている。
当日は同バンドのメンバー３人と内堀選手が初対面。内堀選手は「いろんな人たちに応援してもらってうれしい。ベスト８以上を狙っていきたい」と意気込んだ。また同バンドの西村美幸さん（ボーカル）は「『Ｏｎｅ Ｄｒｅａｍ』は夢を追いかける人への応援歌。歌を通して、私たちの想いがブラジルまで届いてほしい」とエールを送った。日本代表チームはサポーターたちの想いを胸に、８月上旬に南米へ出発する。
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