事務所には大切にしている書を掲げる
杜企画（渡邉正行代表）は１９８９年から、金沢区に一級建築士事務所を構える。横浜市内の建築工事などを優先し、市内の受注は全体の80％。現在は金沢八景の土地区画整理事業にも携わる。「長く付き合い、一歩踏み込んだ提案をするのが良い仕事」と話すのは渡邊代表。25年間関わり続ける金沢に対する姿勢にも、変わりはない。
「地域の防災や減災、文化の振興に貢献したい」と話す。金沢まつりには10年以上協賛を続ける。昨年からは「金沢防犯協会」、今年からは「横浜建設業協会」に入会。地域のパトロールや、地域住民との祭りでの交流などで、より一層地域に根差した企業を目指す。
昨年３月には、社員が関わる東日本大震災復興イベントを応援するため協賛。社員やその家族もスタッフとしてイベントを支援した。
地域との関わり方を「共存、共栄」と言葉にする。仕事や地域活動を通し、地域の人々や経営者とのつながりも深められたという。「富山県から出てきて26年近く、温かく受け入れてもらった。金沢は懐の深い土地」と感謝を寄せる。「今できることを、これからもしっかりと続けていきたい」
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