能見台在住の相木賢道さんが11月15日、無双流吟道会の秋季温習会で詩吟を披露した。今年10月8日、100歳になった相木さんは参加者の中で最年長。当日は会から感謝状が贈られたほか、紀寿をたたえる創作詩吟を参加者一同で吟じる一幕もあった。
相木さんが本格的に詩吟を習い出したのは80歳近くになってから。同じ町内で教室を開いている佐々木忠志さんに師事した。「日ごろの鍛錬と自己管理が素晴らしい。非常に努力家な方です」と佐々木さんは賛辞を贈る。相木さんは毎朝、5枚程度の詩吟を20分ほどかけて練習。「声を出すためには肉体も作らないと」と体操も欠かさない。洗顔・歯磨き・うがいとセットになった日課だ。
詩吟の面白さを「誰もができる芸じゃないから」と話す。熱中しないとうまくできない、だから一生懸命練習する――。「みなさん『いい声をしていますね』といってくださいますが、多分お世辞。まだまだ満足いってない」と相木さん。少しでも上を目指す気持ちは今も昔も変わらない。
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