金沢区役所の職員が約120冊の本を金沢図書館に寄贈した。同館は引き続き、ベストセラーや予約の多い本、金沢区に関する郷土資料などの寄贈を区民に呼びかけている。
今年4月1日、「横浜市民の読書活動の推進に関する条例」が施行された。これを機に、横の関係の強化のため図書館と区役所、学校が連絡会を発足。まずは顔の見える関係と目標づくりから始めてきた。
本の収集に関しては区役所内にBOXを設置。また区連会を通して全戸回覧で、区民にも寄贈を呼びかけてきた。館長の西村実さんは「今までは組織の壁があり、なかなかできなかったこと。心強く思う」と話す。寄贈された本の中には品切れ・絶版で入手できなかった「直木三十五作品集」などの貴重な本も複数、あったという。今年度の寄贈受け入れ冊数は約800冊(上半期)。
金沢ゆかりのコーナーも
また、同館は10月15日から新たに金沢ゆかりのコーナーを設置。郷土資料をはじめ、区内在住の作家やゆかりの本などをまとめてレイアウトしている。「郷土資料などは個人でお持ちの方も多いのでは。そのまま埋もれてしまうのはもったいない」と担当者。新しい本や資料の発掘のため、さらなる情報提供を求めていくという。
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