金沢区はこのほど、昨年8月に実施した「金沢区暮らしや地域に関する意識調査」の結果を発表した。
この調査は、2016年度から20年度の「第3期地域福祉保健計画」策定の基礎資料とするために実施。また17年度に改定予定の「都市マスタープラン金沢区プラン」にも役立てる。
区内在住20歳以上の男女3500人に郵送し、1880件から回答を得た。質問は「日常生活について」「生活の心配事について」「金沢区地域福祉保健計画について」「災害時の助け合いについて」など。
暮らしの中の「心配事」について聞いた項目で、最も大きかったのは「病気や老後のこと」で52・4%。「地震・災害のこと」の34・4%に大きく差をつけていた。年齢別では60歳以上の70%以上が同項目にチェックしている。
区社会福祉課の担当者は「健康づくりの項目を、(次期福祉保健計画の)重点テーマのひとつとして検討したい」という。体を動かせるような地域活動の普及を推進していきたい考えだ。
一方で「地域で行われている福祉や保健の取組の満足度」を聞いた項目では、「満足」「やや満足」「不満」などの項目に比べて「わからない」が多く、半数近くを占めていた。
地域活動を活発にするために同課は「参加しやすい雰囲気や、参加のきっかけ、情報の提供などが必要」と分析。「地域と連携を取りながら施策を作っていきたい」と担当者は話す。
8割が定住意向
区への定住意向を聞いた項目では、金沢区に「住み続けたい」「できれば住み続けたい」が合計で81・3%。横浜市が昨年6月に行った市民意識調査では、「市の定住意識」は65・0%で、16・3ポイント上回った。自然環境や住宅環境、交通の便の良さなどが定住意向の背景にあるという。
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