関東学院大学の学生が2月と3月、「春季復興支援インターンシップ」に参加した。計7人の学生が、宮城県気仙沼市と南三陸町の企業で、就業体験をした。
3月8日から14日まで行われた八葉水産(気仙沼市)へのインターンシップには、伊藤有香さん(人間環境学部4年)と鍛冶尚輝さん(同学部4年)、星野光さん(工学部4年)が参加した。
八葉水産はいかの塩辛などを中心に食品加工を行っている。3人は包装の作業を行ったほか、商品のプロモーション方法を考えた。
就業体験を通し、伊藤さんは「若者が不足していることが課題だと感じた」と振り返る。一方で、自分自身が移り住むことは「正直に言って、イメージが湧かない」と明かす。現地は瓦礫こそ無くなっているものの、いまだ建物も少なく住みやすさに不安を感じたという。また鍛冶さんは「人口減少を止めるためにも、子育て環境の整備は不可欠だと思った」と現地を歩いた感想を話す。
大学内物販でPR
「私たちが今すぐできることは、気仙沼のファンを作ることだと思う」と伊藤さん。3人は今後、八葉水産から取り寄せた塩辛を、大学祭などで販売し、被災地産業をPRしていく。星野さんは「被災地と聞くと暗いイメージを連想するが、現地では、復興に向けた明るい雰囲気を感じた。この明るさを伝えないといけない」と意気込む。
春季復興支援インターンシップは復興大学が主催。被災地産業の問題点を学ぶことが目的で、全国18大学の学生が参加した。
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