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能見台東奥山さん かなコンで優秀賞 曲のイメージ広げ演奏

文化

公開:2015年6月4日

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盾を手に笑顔の奥山さん
盾を手に笑顔の奥山さん

 第31回かながわ音楽コンクールのユースピアノ部門本選が4月26日、県立音楽堂(西区)で行われた(主催・同コンクール運営委員会、神奈川新聞社)。予選・準本選を勝ち抜いた43人が出場し、能見台東在住の奥山美沙さん(10)が小学校中学年の部優秀賞を受賞した。

 「あまり賞のことは考えないように演奏した」と奥山さん。「それよりも、聞いてくれる人が、曲のイメージや風景を想像できるように弾こうとした」という。

 奥山さんがふだん練習で使っている楽譜は、さまざまな色のペンで、びっしりと書き込みがされている。曲に関する印象を書き込んでいるのだそうだ。

 本選で弾いたのは、中田喜直「風の即興曲」とハイドン「ソナタ第9番」。「風の即興曲」は「温かい風や優しい風、強い風が吹く様子を想像してもらえるように」という思いを込めた。

 また「ソナタ第9番」は、家族と外出する、楽しい情景を浮かべて演奏。リズムに自作の歌詞をつける徹底ぶりだ。「細かいところまでイメージするために作った。聞く人にわくわくしてもらいたい」と話す。

初舞台の悔しさバネに

 ピアノを始めたのは5歳の頃。当時から演奏を楽しんでおり「練習をしなさいと言わなくても、手が空けば自分から弾いていた」と母の美雪さんは振り返る。

 その後はめきめきと力をつけた。3年生にはPTNAコンペ全国決勝に出場し、4年生の時にはショパン国際ピアノコンクールinアジアで金賞を受賞した。10歳にして数々の大舞台を踏んできたが、最も印象的なのは、1年生の頃に初めて出場したコンクール。賞を逃し、悔しい思いをしたが「もう一度コンクールで弾きたい」という気持ちが強く湧いたという。

 いま熱中しているのは「ソルフェージュ」。楽譜を音楽理論と結び付けて読む訓練で、和音の意味や性質を学べるのが嬉しい。「和音を意識したら、もっと曲のイメージが伝えやすくなると思う」と笑顔で話す。

 イメージの大切さを教えてくれる指導者と、音の響きを大切にする指導者からレッスンを受け、刺激を受ける日々。「オーケストラでピアノを弾く」という夢に向かって、歩みを進める。

 また、同コンクール幼児の部では区内から鷲澤侑里香さんが入賞した。

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