8月8日と9日に千葉県旭市で行われた「第32回関東小学校男子ソフトボール大会」で、金沢スターズが16チームの頂点に輝いた。同チームの関東大会優勝は3年連続8回目。
準決勝までの試合は、すべて相手を0点に抑えて勝ち上がってきた。守りの要はピッチャーの山口龍一主将(6年)。最高球速98Kmの速球が武器だ。
決勝の相手は千葉県代表の四街道ソフトボールクラブ。初回表の攻撃で1番打者がいきなりレフト前ヒットを放った。「これまでの試合をヒット1本に抑えてきたが、相手もさすが良いチームだと思った」と田中一成監督(64)は話す。
出塁した走者は、すかさず盗塁を仕掛けた。それを、キャッチャーの山本大地くん(6年)が2塁へ送球しアウト。「グラブへドンピシャ」のファインプレイだった。この送球がチームを勢いづけたという。
4回裏に1点を先取し、6回裏でもさらに、1点を追加。最終回まで相手に点を許さず、2対0で勝利を収めた。
悔しさをバネに
金沢スターズは、区内各ソフトボールチームの選抜選手からなる。田中監督はこの中でも、山口主将を「彼の力はすごい」と激賞する。走攻守が揃う、まさにチームの大黒柱だ。
6月に行われた県大会では、横須賀に敗れた。この試合で山口主将は腕を負傷し、思うようなピッチングができず、1対2で敗れてしまった。
優勝した横須賀は全国大会へ、準優勝の金沢スターズは今回の関東大会への出場。この敗戦を機に、主将を中心に「優勝」への思いが高まったという。
父兄にもバッティング練習を手伝ってもらい「皆が手の豆をつぶしながら、とにかくよくバットを振った」という。「努力が身を結んだ。全員で勝ち取った優勝だった」と田中監督は話す。
見据えるのは12月の神奈川県オールスター大会。6年生にとっても最後の大会になる。横須賀に雪辱を果たすことが目標だ。山口主将は「優勝して、気持ちよく小学生のソフトボールを終えたい」と意気込む。
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