「少年少女国連大使」の活動を報告するため、丹野優輝くん(13/釜利谷西在住)が8月20日、金沢区役所を訪れ、國原章弘区長を表敬訪問をした。
少年少女国連大使は、日本青年会議所が2011年から始めた事業。小学5年生から中学生が対象で、全国から30人が選出される。アメリカの国連本部を訪問し現地で国際的な課題を学び、地元に持ち帰って多くの人に広げることが目的だ。今年は7月28日から8月3日の日程で行われた。
丹野くんは國原区長に国連で学んできたことを報告。極度の貧困や飢餓の撲滅などを目指す「MDGs(ミレニアム開発目標)」の内容や、アフリカの国々の現状を説明した。
国原区長は「今回学んだことに対し、興味を持ち続けることが大切。国際問題を学び続け、将来に役立てて」とエールを送った。
アフリカに興味
丹野くんが少年少女国連大使に応募したきっかけは、釜利谷小学校で6年生の時に受けた授業。そこでアフリカの貧困について学んだ。「水や食料があることや、教育を受けられることが、当たり前ではないということを知り、ショックだった」と振り返る。またこの年はアフリカ開発会議が横浜で行われ、同小学校は、アフリカの各国首脳を出迎える役目も担った。この時に見た各国の民族衣装が印象に残っていたという。
その後、アフリカの問題をさらに深めようと、「国連大使」に応募した。丹野くんは今後、通っている法政大学第二中学校で、国連の体験を報告する予定だ。「今回学んだことを一人でも多くの人に伝えていきたい」と話した。
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