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中学生のスマホ利用 「閉鎖性」に課題 家庭での指導「重要」

掲載号:2015年10月1日号

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LINEを使う(イメージ)
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 中学生のスマートフォン(以下スマホ)所有率が増加している。それに伴い事件に巻き込まれるケースも増えている。スマホの適切な使い方について、区内の中学校の対応や家庭の指導を取材した。

 内閣府が2013年11月から12月にかけて行った調査によると、中学生の携帯電話所有率は51・9%(前年度51・6%)。このうちスマホは47・4%で、前年度の25・3%より大幅に上昇した。

 スマホの普及によりインターネットにアクセスしやすくなったことで、トラブルも増加している。金沢警察署防犯少年係の担当者は「区内でも相談が寄せられ、被害にあう年齢も下がっている」と話す。

 2013年には、区内の小学6年生の女児がチャットで40代の男性と知り合い、裸の画像を要求され送ってしまうという事件があった。「トラブルに巻き込まれないために、スマホを購入した際などに、各家庭で使い方を決めるのが重要」と指摘する。

授業でも注意喚起

 タウンニュース金沢区編集室は、区内中学校に対し、スマホやインターネットについてのアンケートを行った。10校のうち7校から回答を得た。

 スマホやインターネットの危険性については、各学校で注意喚起の取り組みが行われている。一例では、技術科で行うパソコンの授業で「情報モラル」を教える(六浦中など)、専門家を呼んで講演会を行う(富岡東中)といった対策があった。また生徒に断ったうえでソーシャルネットワークサービス(SNS)の利用状況を教諭が調べる「ネットパトロール」を行う学校もあった(並木中)。

 課題として複数の学校が上げたのが「事前のトラブル発見が難しい」というもの。コミュニケーションアプリ「LINE」など、生徒同士の閉鎖した空間でトラブルが起こるため「対応が難しい」という意見が見られた。

使い方「徐々に学んで」

 西柴に住む山本彩弥加さん(西柴中2年)は、小学校を卒業するタイミングでスマホを買ってもらった。クラスで自主アンケートをとり、半数がスマホを持っていることを示して、親を説得したという。

 「最初はスマホは必要ないと思っていた」と話すのは母の直子さん。しかし、スマホの便利さや危険性を保護者向けの講習会で学び、考えなおした。

 親子で話し合った結果、彩弥加さんが買ってもらったのは「ジュニア向けスマホ」。使える時間帯やアプリを、保護者が設定できる。

 現在、彩弥加さんのスマホで使えるアプリはLINEのみで1時間限定。深夜は使用できない設定だ。「部活の連絡などもLINEなので便利。でももう少しいろんなアプリも使えるといいな」と彩弥加さん。直子さんは「最終的には制限をなくしてあげたい。そのためにも、使い方を自分でコントロールできるよう徐々に学んでいってほしい」と話した。

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