金沢区が今年度から取り組む「かなざわ健康インフォメーション事業」。区民が楽しみながら健康づくりをすることが目的だ。複数のプログラムを展開することで、若年層や中高年層など、世代に合った健康づくりが考えられている。
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10月29日、能見台中央公園で初めて行われたのが「公園で健康づくり」。40人が参加し、園内に設置されたストレッチなどができる健康遊具の使い方を学んだ。
これは公園を活用して健康づくりを行おうというもの。活用方法や健康に関する情報を記した看板の設置や、健康遊具の整備、距離などの路上表示を施したウォーキングコースの設置を行う公園を選定し、今年度中に1カ所を生まれ変わらせる予定だ。「既に健康遊具がある公園やウォーキングコースに良い景色の公園など、特長を生かし整備したい。偏りがないよう数を増やしていく」と区担当者は話す。
「若い内から気にして」
健康診断を受診できる年齢・40歳より若い層に健康を意識してほしいと、区独自で始めるのが、活動量計の無料貸し出し。歩数だけでなく1日の活動量を計り、消費カロリーなどを算出するので、家事に忙しい主婦層の活用を期待する。「特に母親世代は育児中心で自分を顧みないことが多い。健康意識の向上は家族の健康につながるのでは」と担当者。「健康寿命を伸ばし、元気で長く活躍するためには40歳になってから健康を意識するのでは遅い」と話す。歩数記録表も作成し、楽しみながらの継続を促す。来年1月以降に開始する予定だ。
地域振興も兼ね3年前から行う「金沢区の魅力いっぱい 健康ウォーキング」の参加者数は、初回と前々回では倍増している。「横浜市での地域をあげてのウォーキングイベントは、25年前の金沢区が発祥。もともと健康意識の高い区」と担当者。「公園や日々の家事など、世代に合った健康づくりに取り組んでほしい」と呼びかけた。
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