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金沢区・磯子区版 公開:2015年12月24日 エリアトップへ

六浦・追浜消防隊 合同で市境火災に備え 訓練会で資機材確認

社会

公開:2015年12月24日

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 金沢消防署の六浦消防隊と、横須賀市北消防署の追浜消防隊が11月27日、横須賀市内で合同訓練会を実施した。互いが所有する資機材を確認しあうことで、市境での災害に備えて連携を強化する。

 横浜市と横須賀市の消防局は市境で火災が起きた場合、「神奈川県下消防相互応援協定」に基づき、互いに応援出場している。現場の指揮は発生場所の管轄がとるため、互いが所有する資機材を事前に把握しておくことは、効率的な消火のため不可欠だ。

 この日は両消防隊の資機材が展示され、使用方法の紹介などが行われた。

 横浜市消防局と横須賀市消防局では、所有する資機材のメーカーや種類、仕様などが大きく異なる。

 例えばホースを運ぶための資機材。六浦消防隊は電動で走行してホースを延長する「ホースカー」を所有している。一方で追浜消防署に「ホースカー」はなく、「背負い型」=写真上=が主流。追浜は坂が多く、狭所も多いため、この形が適切だという。また追浜消防隊がポンプ車に搭載している「CAFS(キャフス)」という消火装置は、六浦消防隊にはない設備だ。薬剤と水を混ぜて泡を作り消火する=写真下。多量の水を使わないため、水損が少ないという。六浦消防出張所の向井克志所長は「初めて見る資機材も多かった」と話す。

信頼関係に繋げる

 六浦消防出張所によると、市境での火災に伴う応援は、年に1、2回程度。しかし、市を越えた消防隊どうしの合同訓練は、少なくとも過去5年はなかった。

 隊員は指揮本部の指示に従うが、「今までは交流が少なかったため、ちょっとしたお願いがお互いにしづらいこともあった」と金沢消防署警防課の担当者。「今後も継続し、円滑な消防活動に繋げていきたい」と話す。横須賀市とは年1、2回のペースで訓練を実施する考えだ。また隣接する逗子市や鎌倉市とも合同訓練を行う予定だという。

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