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中医学で未病から治す 開気堂薬局
未病とはまだ病名はついていないが、病気になる前兆症状のこと。人間ひとり一人に備わっている自然治癒力を高め、発病する前に治療する「未病先防(みびょうせんぼう)」は中医学の得意分野だ。迫りくる超高齢化社会に備え、神奈川県も2年前から未病の関連事業を、積極的に推進している。
未病には扶正袪邪
「未病は正気を養うこと(扶正(ふせい))で予防できます」と話すのは漢方薬局「開気堂薬局」(金沢文庫)の東海林正弘さん。正気とは体が病気に対抗する”免疫力”のような存在。日頃の食事から作られる「気」「血」「津液」が正気の源となる。充実していれば、ウイルスや病原菌などの侵入を防いでくれる。「同じ教室にいたのに、インフルエンザに感染する子としない子がいるのは、正気に差があったと考えられます」
また、正気を充実させても、気候の急変や生活習慣など体に悪い影響を与える「邪気」が強まると体調が崩れることも。邪気は絶対的に悪いものではないが、個々の体の状態によって病気の原因となる。風、寒、湿などの六淫のほか花粉や細菌など外から入る外邪と生活習慣などにより体内に発生する内邪(痰湿や瘀血など)に分類できる。
こうした邪気を取り除くことを、中医学では「袪邪(きょじゃ)」と呼ぶ。「未病を治すためには、『扶正袪邪』が不可欠」と東海林さん。しかし、偏った対処では体質改善にはつながらない。「気・血・津液を補う漢方と邪気を取り除く漢方を上手に組み合わせ、病気になりにくい体作りを目指しましょう」
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