男女がともに働きやすい職場づくりを進める事業所を表彰する「よこはまグッドバランス賞」が発表され、昭和精工(福浦)が初めて認定された。同賞は横浜市が2007年度に開設し、今回で9回目。今年度は新たに36事業所が認定された。
精密部品や金型の開発・製造などを行う昭和精工は、全社員対象のフレックスタイム勤務や、育児・介護中の社員に対する1日6時間勤務を認めている。
また「替えが効かない仕事」をできるだけ無くすため「情報共有」を進めている。ITシステムを活用し、仕事の進捗状況を共有するほか、様々な業務を社員に経験してもらう「多能化」を進めることで、急な休暇に対応できる環境を整えている。
さらに同社は「きれいな職場」づくりを進めている。整理整頓はもちろん、業務中に落ちた油などは、すぐにふき取るように徹底。業務効率化とともに、製造業を志す女性へのイメージアップも図っているという。昨年の採用実績は、4人中3人が女性だった。
同社生産部で、入社2年目の高梨真帆さんは「頭にあった工場のイメージとは異なり、きれいな職場だと思った」と振り返る。高梨さんは現在、部品の形を手作業で整える「仕上げ」の業務を担当。「『女性だからこの仕事』という決まりはなく、能力を見てもらえる職場」と話す。
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