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親と子のつどいの広場 2月、新たに区内2カ所 地域の「子育て力」向上へ

社会

公開:2016年2月4日

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おもちゃも充実のたんぽぽ(1月29日撮影)
おもちゃも充実のたんぽぽ(1月29日撮影)

 未就学児とその親が中心に集まる「親と子のつどいの広場」。金沢区内に現在2カ所ある広場に加え、2月から新たに六浦の「たんぽぽ」と釜利谷東の「ままのわ」が開所する。

 横浜市が2002年から進める広場は、市内に50カ所(1月末現在)。親子が集うほか、育児不安の軽減、地域の子育て力を高めるなどの狙いがある。例年応募の上、選定された団体などが主に運営している。

 今回は応募のあった6件から4カ所を選出。今後は親子の交流や相談、情報発信、育児支援の講習など広場の機能を担っていく。

子育てしやすい街に

 「20年以上助産院を続ける中で、自然とお母さんたちが集まる広場のような機能を持っていた」と話すのは山本助産院の山本詩子院長。2月8日(月)から、毎週月・水・木曜に同院地下ホールを使い「たんぽぽ」を開所する。特徴的なのは、院内に常駐する助産師に育児相談ができること。「交流の場でもあるが、育児を辛く思う人、コミュニティに入るのが苦手な人が助けを求めにくる場にしたい」。広場は親子が遊ぶおもちゃや、母親が一息つけるカフェスペースなどを完備。助産師による育児講座やイベントも予定している。「街の相談所として気軽に使ってほしい」と期待する。

 「ままのわ」は昨年2月から金沢文庫駅東口を拠点に、母親の居場所づくりに奔走してきた。「地域に知り合いすらいない人も多く、居場所が求められていると痛感。継続したいと応募した」と話すのは運営母体・NPO法人Mammas(ママス)gomstalle(ジャムスティラ)の松浦さゆり代表。松浦代表も子育て中、広場に救われた経験がある。ままのわでは、資格や趣味を生かして母親自身も輝ける場を目指してきた。釜利谷東に場所を移す今後は、交流の場としてはもちろん、その経験もベースに広場づくりを進めていく。9日(火)から毎週火・水・木・金曜に開催。木製中心のおもちゃや相談室、おむつ替えスペースも完備し、歯科相談や母親たちのイベントも行う予定だ。「子どもの声がBGMになるような、子育てしやすい街になれば」と話していた。

 各広場で開催時間や料金など内容が異なるので問い合わせを。【電話】045・783・6352(たんぽぽ)、【携帯電話】090・9684・5466(ままのわ 9日開通)

開設準備を進めるままのわ(2月1日撮影)
開設準備を進めるままのわ(2月1日撮影)

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