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新金沢区総合庁舎 金沢らしさ"和の趣"で 2月22日、業務開始へ

社会

公開:2016年2月11日

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和の趣を取り入れた外観の新庁舎
和の趣を取り入れた外観の新庁舎

 新しい金沢区総合庁舎が1月末に竣工し、2月22日(月)から業務を開始する。区役所と消防署からなる新区庁舎は地上7階建て。「災害に強い」「バリアフリー」「環境に配慮」「区民交流」「地域性の創出」をコンセプトに設計された。外観は金沢区の地域性を取り入れ、「和の趣」が感じられる切妻屋根、格子を連想するデザインが採用されている。

 現在の区庁舎は1971年、日本を代表する建築家・槇文彦さんが設計。長年にわたり区民に親しまれてきたが、老朽化や耐震性の不安から2012年に建て替えが決定した。

 新区庁舎は14年に着工し、約2年間の工事を終えて完成。地上7階建てで、延べ床面積は現区庁舎よりも約6000平方メートル広い1万5057平方メートル。災害への備え、環境への配慮、誰もが利用しやすいバリアフリー設計など、さまざまな課題に対応する構造・機能になっている。

災害に強い庁舎へ

 新庁舎は震度5以上の大地震の際、区民の安全・安心を確保する業務を行う「区災害対策本部」が設置される。そのため、大地震が起きても被害が最小限となるよう、免震構造を採用。建物と基礎の間に免震装置と減衰装置を設置し、地震の揺れを建物に伝えない構造になっている。

 また、大地震による津波や水害などに備え、建物の機械設備や自家発電設備など防災の主な機能は、最上階の7階に設置している。

環境への配慮 随所に

 新庁舎には随所に自然環境や周辺環境に配慮した設備を採用している。

 屋上には太陽光パネルを設置し、建物内で使用する電力の一部をまかなう。さらに、庁舎内各所にエネルギー使用量などが分かる「見える化モニター」を設置。電気・ガス・水道や太陽光発電の使用量や料金が確認できる。

 また年間を通じて安定している地中熱を利用し、空調設備に利用するシステムや、エコボイドと呼ばれる吹き抜けを設置し外気を出し入れできる自然換気などもある。

 そのほか、区民活動センターや区民ギャラリー、国際交流ラウンジ、多目的室など区民交流スペースも充実している。。

サインで利便性向上

視覚で分かりやすく

 「誰もが利用しやすい庁舎」を掲げる新庁舎は、利用者の多い戸籍、保険年金、税務の窓口を2、3階に集約。建物内のサインは「窓口番号」「目的別」「色」で示し、視覚的・感覚的に分かりやすくした。また各階に設置の多目的トイレや、調乳室・授乳室はピクトサインで表している。

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7階に設置された自家発電装置
7階に設置された自家発電装置

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