金沢区臨海部の自衛消防組織を中心に2月5日、株式会社オバール横浜事業所(福浦)で合同消防訓練が行われた。これは大規模震災発生時に、産業地域の被害を最小限に留めるべく実施されたもの。臨海部4つの自衛消防組織や、それぞれの事業所が持つ技術を生かして共助活動を行う「かなざわ強助隊」、金沢消防署の約350人が参加。消防隊相互の協力や強助隊、金沢区災害対策本部との連携を確認した。
訓練は震度6強の首都直下型地震を想定して行われた。それぞれの組織は災害対策本部を中心に、主要道路の通行状況や、同社で火災や建物倒壊が発生していることを防災行政無線などを使って確認。救助活動や道路復旧など応援にあたった。また、医療機関まで負傷者を運ぶトラックや、消火にあたるポンプ隊などは近隣の事業所で用意。自衛消防隊や強助隊の役割りを訓練した。このほか、はしご隊による放水活動なども行われた。
小出健消防署長は「まさに臨海部をあげた有効な訓練になった。事業所や地域で連携を強化し災害に備えてほしい」と講評。見学を終えた國原章弘区長は「多様な街な一方、震災発生時は津波やがけ崩れ産業地域の危険物の心配がある。日ごろの意識と対処できる備えが必要なので、強助隊92社などの力を合わせて防災を意識して」と呼びかけた。
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