金沢区内6つの小学校で1月末から2月に渡り、「むかし体験『訪問歴史授業』」が行われた。これは江戸時代から昭和初期に使われてきた生活道具を教材に、子どもたちが実物に触れたり使い方を学んだりするもの。実際に祖父母世代が使用したであろう道具に触れることで、地域に関心や愛着を持ってもらう目的がある。
2月26日は、講師役を務める横濱金澤シティガイド協会会員4人が文庫小学校を訪れ、3年生2クラスに授業を行った。
この日持ち込まれた道具は、氷冷蔵庫や羽釜、手回し洗濯機、黒電話、足踏みミシンなど12種。布で覆われた道具を触って推測するところから始まった。会員が使い方を実演を交えて教えると、児童は前のめりで説明を聞いていた。また、「氷冷蔵庫の氷は溶けないよう釜で保存していた」など、用意された道具に一貫性を持たせて解説した。
最後は児童から積極的な感想が。「黒電話は間違えたら最初からやり直すことに驚いた」「昔は道具も少なく不便だったのに、知恵で珍しいものをつくっていてすごいと思った」など次々に手が挙がっていた。
|
<PR>
金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|