金沢警察署(鈴木宣明所長)は3月29日、振り込め詐欺を未然に防いだ個人・団体に感謝状を贈呈した。対象は2月25日から3月16日の間、金沢区内で未然防止された5件。うち横浜金沢振興センター郵便局と横浜信用金庫六浦支店は、後日各店舗での表彰となった。阻止額は806万円に上る。功労者は以下の通り(敬称略)。▽三井住友銀行金沢文庫支店・山田正樹支店長/オレオレ詐欺(カバンの紛失)▽横浜金沢振興センター郵便局・平戸友里恵、前田直也局長/オレオレ詐欺(会社の金横領)▽鈴木健/還付金詐欺(医療費)▽綜合警備保障KK・沢野文明、上野恵介/オレオレ詐欺(借金の保証人)▽横浜信用金庫六浦支店・三浦健朗、櫻井英雄支店長/還付金詐欺。
「迷わず声かけて」
3月14日、六浦駅前のATMで電話をしながら操作しようとする高齢男性を、還付金詐欺から救った鈴木健さん。「一緒に並んでいた女性がまず声をかけ、交番に向かった。その間説得にあたった」と話す。横浜市から「医療費が戻る」と電話を受けた男性に、電話番号を聞くよう促した。すると、市の番号とは異なることが判明。市民の連携で阻止に成功した。
「怪しいと思ったら声かけを」と訴える同署。特にATM操作では「まずは警察を呼びに」と向かう間に、手遅れになるケースも少なくない。鈴木宣明署長は「昨年に比べ区内の振り込め詐欺被害が増加している」と指摘する。オレオレ詐欺や、税金が戻るという還付金詐欺が多いという。「情報発信し、区民と協力して未然防止に努めていきたい」と話していた。
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