金沢区内2施設目となる金沢八景公園の津波避難施設(柳町)で6月11日、地元・柳町町内会主催の避難訓練が行われた。子どもから車イスの高齢者まで約250人が参加。午前10時にサイレンと避難を呼びかける放送が町内に流れると、地元住民は続々と施設に集まった。避難終了宣言後は、公園で式典を実施。末永く愛される公園になるようにと、愛護会メンバーがアジサイ3本を植樹した。
近隣にあるデイサービスセンターNOAHの施設長・渋谷洋子さんは、車イスの利用者2人らと共に訓練に参加した。「普段は5分くらいの距離だが、車イスをゆっくり押してきて10分くらいかかった。施設の定員は14人なので、対応できるよう、自分たちでも訓練を続けていく」と話した。六浦連合町内会の興津昭夫会長は「訓練はうまくいって当たり前。いざという時にうまく行動できるために、繰り返し行うことが大切」と指摘。子どもの声が絶えない親しみある公園として、日頃から慣れ親しんで欲しいと話した。
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